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ラーメンの食べすぎはハゲる?
巷の噂で「ラーメンを連日食べていたらハゲた!」「ラーメンの食べ過ぎで髪が薄くなった!」などなどラーメンを食べたことによって髪が薄くなったなどの報告が あちらこちらで耳にします。
国民的な食事でもあるラーメンがハゲの原因になるなどと言われ悪者扱いされているわけです。
しかし冷静に考えてみると、ラーメンを食べた事によってハゲたという因果関係の立証は非常に難しいはずなのですが、ラーメンの健康に対してのマイナスのイメージが脱毛との関係性を強めているのも事実だといえます。
今回はラーメンとハゲの関係性を冷静に調べていきたいと思います。
ラーメンが髪に与えるデメリットとは
ラーメンを食べる事によって脱毛が促進すると言われる もっとも多い理由は塩分と脂質の摂りすぎです。
事実、ラーメンはとても美味しいのですが塩分や脂質が多く含まれています。
それでは塩分や脂質などを多く摂りすぎると髪にどのような影響がでるのでしょうか?
塩分の摂りすぎによる影響
塩分を摂りすぎると血中の濃度が上昇します。身体は血中の濃度を薄めようとするために大量の水を送り込みます。皆さんもラーメンを食べた後などに水をゴクゴクと飲んだりしませんか?これは血中の濃度を身体が薄めようとしているからなんです。
血中の濃度を下げる為に大量の水を送ったことにより血液の量が増えて血管が圧迫されます。
髪に栄養を運ぶのは毛細血管なので、血管が圧迫されていると髪に栄養が届きにくい状態になるということです。
脂質の摂りすぎによる影響
脂質の摂りすぎは頭皮の毛穴を脂でつまらせる原因になります。脂性の人などは頭皮に皮脂がたまりやすいので、シャンプーなどをキッチリと丁寧にやらないと毛穴に皮脂がつまる危険性があります。当然、毛穴に皮脂がつまっている状態というのは抜け毛の原因になります。
ラーメンを毎日食べていてもハゲない人
世の中には毎日、もしくは定期的にラーメンを食べている人もいます。
とくに、一人暮らしの独身の人などは外食も多い傾向にあり、ラーメン屋さんで食事をする場合も多いと思います。
つまり、世の中にはラーメンを食べすぎている人というのは珍しくない存在だと思います。
どこからが、食べすぎというレベルになるのかは人によって違うと思いますが、一週間の間に5~6回ほどラーメンを食べているなんて人は、ザラにいると思います。そのような食生活を長年、続けていてもハゲてない人も大勢います。
実際に身の回りにいるラーメン好きの人達って 全員ハゲていますか?ラーメン好きでよく食べているのにハゲていないという人も大勢いるはずです。
ラーメンの食べ過ぎは脱毛を促進する要因であるのは間違いありませんが、食べすぎてもハゲない人はハゲません。
しかし、髪の毛に影響がでてなくても身体の健康という意味において、ラーメンの食べ過ぎというのは気をつけなければいけません。
ラーメンを食べてハゲる人とハゲない人
ラーメンの食べ過ぎでハゲる人もいれば、ハゲない人もいます。
その違いの究明は突き詰めることはできません。
なぜならば1人1人の生活スタイルなどが違うからです。
ラーメンを食べすぎていても日常的に運動をしていたり、不足しているビタミンやミネラルなどを摂取しているケースとラーメンの食べ過ぎに加えて、運動もせず、タバコもスパスパと吸って、連日 寝不足などというケースでは結果も大きく異なるのは当然でしょう。
ラーメンの食べ過ぎというのは脱毛を促進させる要因は確かにありますが、塩分や脂質の多く含まれている食事というのはラーメン以外にもたくさん存在しています。また、髪が脱毛を引き起こす原因というのも多数 存在します。
もしも、ラーメンの食べ過ぎでハゲてきたと感じている人がいたら、他の分野の睡眠やタバコ、ストレス、運動、日頃のシャンプーなども思い返してみて下さい。実はラーメンが原因で脱毛したのではないのかもしれません。
本当にラーメンが原因でハゲたのであれば、ラーメンを食べる事をやめれば、髪は元気になるはずです。
ラーメンを食べる事をやめても脱毛が進行しているのであれば、ラメーン以外の原因で脱毛を引き起こしている可能性が高いといえるでしょう。
ラーメンを食べすぎていても髪がフサフサしている人は大勢います。
ラーメンの食べ過ぎが髪に悪いというよりも、偏った食生活というのが髪に悪いのです。
バランスの良い食生活と適度な運動を心がけて髪も身体もずっと健康でいましょう