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髪の密度とは
「髪の密度が濃い」「髪の密度が薄い」よく耳にします。
髪の密度が薄いとハゲているように見られますし、髪の密度が濃いとフサフサとした毛量に見られます。
どう考えても髪の密度は濃い方が良いはずです。
髪の密度とは1つの毛穴から生えてくる髪の毛の本数で決まります。
正常な状態であれば1つの毛穴から3~5本ほどの毛が生えていますが、脱毛などが進行してしまうと1つの毛穴から生えてくる髪の本数が減ってきてしまいます。
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つまり、1つの毛穴から生えてくる髪の本数が少ないと髪の密度は薄いという状態になるのです。
髪の密度は個人差が大きい
脱毛が進行する事によって毛穴から生えていた髪の本数は減ってしまいます。
しかし、育毛対策や発毛対策をすることによって 毛穴から生える髪の本数を復活させて髪の密度を濃くすることは可能です。
それでは、育毛や発毛を一生懸命にやれば1つの毛穴から10本や20本とドンドンと無限に生えて濃くなるのかというと、そんなことにはなりません。
髪の密度というのは、個人差が大きいです。
脱毛などの影響ではなく、子供の頃から1つの毛穴から2~3本しか生えてない人もいます。
そのような人が育毛や発毛を頑張っても基本的には 生まれながらのマックス値が限界となります。
一般的な1つの毛穴から3~5本生えていた人であれば、その状態までには復活することは十分にあります。
ちなみに私が今までマイクロスコープなどで見てきたなかで、1つの毛穴から7本ほど生えていた人もいましたが、それはかなり稀なケースだと思います。実際に1つの毛穴から4~5本ほど生えているというのは、その人の髪の状態のピーク時の場合が多く、多くの人は年齢とともに毛穴から生えてくる髪の本数も減っていきます。
髪の密度が濃いのにハゲに見られる人
1つの毛穴から髪が2本しか生えていないと一般的には髪の密度は薄いと言われると思います。
しかし、頭の毛穴すべてから2本の毛が生えていたらハゲているようには見られない事も多いです。
そのような人は髪のボリューム感がないように見られたり、髪型のセットがなかなか きまらなっかたりすると思います。
子供の頃から髪の毛量が少ないと感じている人に多いです。
現実的に多いパターンが1つの毛穴から4~5本生えているが、つむじの部分だけ2~3本しか髪が生えていないという場合です。
このようなケースは、完全にハゲているように見られます。
まわりの部分との密度の差がハゲを引き立たせてしまうのです。しかし、先程も書きましたが育毛対策や発毛対策をすることによって もともとの自分の毛量までは復活することはできます。
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皮肉な事に髪の密度が濃い人の方が まわりの部分とのギャップの差でハゲに見られることが多いのです。
もともと、髪の密度が薄い人というのはまわりの部分とのギャップの差もわかりずらいので、ハゲに見られにくいかもしれません。
育毛と発毛で髪の密度を正常な状態にできる
いずれにせよ、髪の密度が薄いというのは悩みのタネです。なんとか改善して髪の密度を濃くしたいものです。
育毛や発毛をすることによって髪の密度は改善します。
しかし、無限に髪が濃くなるという事はありえません。基本的にはもともとの自分の髪の毛量が限界値になります。
なので、もともと髪の密度が薄い人が育毛や発毛を頑張っても、自分の毛量を超えた髪の密度になるのは難しいです。
ミノキやフィナを使用する発毛治療でも永遠と髪が濃くなり続けることはありません。
育毛も発毛も本来の自分の髪を正常な状態に戻すという事は可能ですが、髪の毛量が全盛期の若い時よりも髪がフサフサになったというような効果を得られた人というのは少ないと思います。
また、育毛や発毛によって髪の密度を正常な状態に戻せますが、ある程度の時間はかかります。
ヘアケアの内容によって改善する時間も様々ですが、比較的早く効果のでる発毛治療でも2~3ヶ月後くらいに自分で改善してきているのを実感してきて、満足する毛量になるのには1年くらいかかるケースが多いです。
時間と費用はかかりますが、育毛や発毛で髪の密度を正常な状態に戻すことは可能です。
1日で髪の密度を濃くする方法
髪の密度を濃くする方法は育毛や発毛治療だけではありません。
人工的な増やしかたになりますが、「増毛」や「ふりかけ」といった方法で髪の密度を濃くできます。
増毛で増やす
増毛というのは、毛穴から生えている髪に人工的な髪を結び付けて増やします。
これによって1本の髪が3本、4本と増えていきます。
増毛のメリット
- その気になれば たくさんの人口毛を結ぶことができるので、自分の毛量を超えた髪のボリュームも再現できます。
- 増毛は髪の毛1本1本に結び付けていくので、仕上がりも自然。まわりからバレる事も不自然に見られる事もない。
- 基本的に1日で仕上がるので、即効性がある。
増毛のデメリット
- 結んでいる自毛に負担がかかるので、自毛が薄くなっていく危険性がある。
- 結べる自毛がないと増毛を結べない。
- 定期的にメンテナンスが必要。
ふりかけで増やす
ふりかけというのは、髪の密度の薄い部分に「黒い粉」をふりかけて髪の密度を濃くします。
ふりかけのメリット
- 自分で簡単にできる。
- 価格は数千円ほどの物が多いので手軽に買える価格。
- 仕上がりは自然(大量にかけすぎると不自然に見られる事もある)
- 使用すればすぐに髪が濃くなるので、即効性がある。
ふりかけのデメリット
- 雨や汗で黒い粉が落ちてしまう事がある。
- ある程度の自毛が残っていないと、ふりかけの効果が発揮できない
髪の密度を濃くする方法はいろいろとあるので自分にあった方法を選ぶのが良いでしょう。
また、どの方法を選ぶにしても自分の髪の毛が少なくなってしまうと、毛髪手段や効果に制限がでてきてしまいます。
自分の髪が元気でいられるように日ごろからのヘアケアを怠らないようにしましょう。