ミノキシジルの副作用
薄毛の改善手段としてミノキシジルを使用する方法があります。
ミノキシジルは発毛効果が高く 薄毛の人達にとっては非常に有難い存在といえます。
ミノキシジルは塗る育毛剤タイプと飲む内服薬としてのタイプがあるのですが どちらのタイプも副作用が起こる可能性があります。飲むタイプの内服薬としてのミノキシジルは特に注意が必要といえるでしょう。
ミノキシジルとは もともとは高血圧の治療薬なので、服用することによって血圧が下がってしまいます。その為 血圧降下作用による副作用が起こる可能性があります。
また、ミノキシジルを服用する事によって肝臓や腎臓に負担がかかり、むくみがでる場合もあります。
塗る外用薬としてのミノキシジルであれば、かゆみや湿疹などの塗った部分に起こる副作用がほとんどですが、内服薬によるミノキシジルは肝臓で吸収されたあとに身体全身を血流が巡るので、全身に副作用が現れる可能性があります。
自己判断でのミノキシジルの使用は危険
ミノキシジルの内服薬は日本国内では未承認となっています。
現在ミノキシジルの内服薬を使用している人達は、取扱いのあるクリニックに通い 医師の診断のもと使用しているか個人輸入をして仕入れているかの どちらかだと思います。
医師の診断のもと使用しているのであれば、副作用などの症状がでたとしても 医師がしっかりと対応してくれますが、個人輸入などで仕入れている人達は全てが自己責任になってしまうため非常に危険な行為といえます。
自己判断での発毛薬の使用は自分の身体は当然として、パートナーである奥さんや彼女にも悪影響を与える場合があります。
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その他にも個人輸入の場合は偽造品の流通にも注意しなければいけません。
個人輸入をしている人の多くは「価格が安い」という理由が圧倒的に多いと思いますが、非常にリスクの高い行為という事を自覚しなければいけません。
足や顔にむくみがでたら
ミノキシジルの服用によって顔や足に「むくみ」がでる場合があります。
「むくみ」の原因はいくつか考えられますが、「肝機能の低下」によって引き起こされている事が多いと言えます。
その為、そのような症状がでた場合 医師に相談するのが必須となります。クリニックなどに通っている人は そのまま医師に相談する事ができるのですが、個人輸入などをしている人達は自己責任になってしまいます。
また、個人輸入などしていて「むくみ」などの症状がでた場合に、ネットなどの情報を見て解決している人達もいるようですが、決して良くありません。
なぜならば、人によって年齢や体格、服用している期間、副作用の症状などが違う為 参考にはなりません。
薬の服用によって「むくみ」がでるという症状は、自己判断で解決する内容ではないはずです。その為、そのような症状が出た場合は 病院などに行き 事情を説明して医師の指示に従うべきでしょう。
ちなみにですが、発毛クリニックの多くは そのような症状がでた場合 服用を止めさせるケースが圧倒的に多いです。
「少しすればムクミはひきます」「飲む量を減らしましょう」などはネットでの無責任な情報だと思っていた方が良いでしょう。
健康被害がでてからでは遅い
髪の発毛というのは、大前提として身体が健康でなくてはなりません。
つまり、身体に大きな負担をかけておきながら、髪の毛だけ順調に成長していくという事はありえません。
その為、身体の健康を維持しながら 髪の育毛や発毛をしていかなければならないのです。
専門のクリニックであれば、髪と身体の両方の経過を見ながら取り組むことができますが、個人輸入などでミノキシジルを服用している場合 身体に大きな負担をかけてしまう恐れがあります。
とくに、年配や高齢の方は非常に気をつけなければいけません。もともと服用している薬などがある場合や持病などをもっている人達が多いからです。そのような状態にもかかわらず自己判断でのミノキシジルの服用は深刻な健康被害をもたらす危険性があります。
自己判断での使用や副作用の症状などを決して甘く見てはいけません。身体に大きな負担をかけないように 正しいやり方で育毛や発毛をしていきましょう。
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